コワーキングスペースの歴史についてご紹介
皆さんはコワーキングスペースという言葉を聞いたことはありますか?
テレビや雑誌などのメディアに紹介されることが多いため、名前は聞いたことがあるという人も
多いのではないでしょうか?
特に関東圏では数年前から急激に増加しました。
コワーキングスペースは今後さらに伸びていく産業と言われており、自治体がコワーキングスペースを支援していたり大企業がコワーキングスペースに入居する事例も発生しています。
「コワーキングスペースのことがよくわからない…」「いつの間にか事業として出来ていた」と感じる人もいませんか?
コワーキングスペースは日本発祥の産業ではない、比較的新しい事業です。
そのためまだ歴史が浅く、新規参入がしやすい事業としても注目を集めています。
今回は今後伸びていくと言われているコワーキングスペースの歴史を紐解いてみませんか?
●こんな人に読んでほしい記事です
・コワーキングスペースの歴史を知りたい人
・コワーキングスペースの事をもっと詳しくなりたい人
コワーキングスペース発祥の地はアメリカ
コワーキングスペースが生まれたのは、2006年11月のアメリカ。
起業家たちが多く集まるサンフランシスコのシリコンバレーが発祥の地と言われてます。
始めた当初は4人のコアメンバーと数人の入居者だけでしたが、年々コワーキングスペースの
需要が拡大していきアメリカ前途に広がり、ヨーロッパに2010年ごろからコワーキングスペースが
拡大していきました。
日本でコワーキングスペースができたのはいつ?
日本で初めてできたのは2010年の5月、神戸に「カフーツ」というコワーキングスペースが誕生しました。
東京ではなく神戸が最初なのは少し以外かもしれません。
はじめて東京にできたコワーキングスペースが「バックスコワーキングスペース」というお店。
「パーティーをするように仕事をしよう!」というコンセプトで営業しています。
オープンな雰囲気はコワーキングスペースの歴史からわかる
コワーキングスペースの特徴として「話しやすい環境」というのがあげられます。
これは似たような業態のシェアオフィスやレンタルオフィスとはまた違う形になります。
コワーキングスペースは違った仕事を持ち寄り、共有スペースで仕事を行います。
そのため普通であれば周りの人とは交流せずに黙々と仕事をすると思いますよね?
もちろん黙々と働くことを推奨しているコワーキングスペースはありますが、人と話しやすい環境にしているコワーキングスペースが一般的です。
例えば運営者がイベントを行い利用者との交流を図るようにしたり、セミナーを開いて情報共有の場所を作るなど意図的に交流の場を設けていきます。
ではどうしてこのような交流の場を設けるのでしょうか?
それは歴史を知ることで判明していきます。
コワーキングスペースは元々スタートアップベンチャーを創業した企業者が多く集まっていました。
創業したばかりの企業者は様々な理由で人との繋がりを求めるようになります。
一例として挙げると
・新しい人脈を広げて仕事につなげていきたい
・自分と関りがない職種の人と話して新しいビジネスを生みだしたい
・創業者同士の苦しみを共有したい
・一人で仕事をするのが寂しい
などが代表的な例です。
そういったニーズが高まり海外ではコワーキングスペースは仕事の場ではなく「交流の場」として
位置づけられています。
海外のコワーキングスペースは交流の場?
もちろん海外も快適なスペースで仕事を落ち着いて行える環境も重視されていますが、それ以上に「ビジネスチャンス」が重視されています。
そのため新しいビジネスが生まれやすく「交流の場」としてコワーキングスペースが使われています。
ある調査によると、87%の回答者が「オフィス利用者同士で新しい仕事が生まれた」と答えています。海外は日本以上にコワーキングスペースを交流の場として重要視していることがわかりますね。
コワーキングスペース発祥の地がこのように、交流志向が強い海外のため、必然的に日本も交流しやすい環境のコワーキングスペースが多くなっています。
コワーキングスペースは将来性がある?
上述した通りコワーキングスペースは2006年に事業開始されたのでまだまだ歴史が浅い事業です。
歴史が浅い事業は新規参入がしやすいのが特徴。今から始めても十分成功する余地があるため、多くの起業家が注目をしています。
特にコワーキングスペースは今後さらに拡大すると予想されています。新型コロナウイルスの影響でテレワークが進み会社に通勤しない人も増えてきています。
そういった人たちの中には子供や部屋の関係で仕事ができないという方もいます。
自分の家で仕事ができない場合、カフェや図書館に行く人が多いですが不特定多数の人が行き来するため情報セキュリティ的に好ましくないのが現状。